【カナディアンロッキー】アプローチ10分の極上WI5!「Carlsberg Column」登攀記

 カナディアンロッキー・フィールドエリアを代表するクラシックライン、「Carlsberg Column(WI5)」。このルート最大の魅力は、なんといっても「アプローチわずか10分」という脅威のアクセス性と、目の前に迫る圧巻の氷柱です。

基本情報

  • グレード: WI5
  • 全長: 約140m(3ピッチ)
  • アプローチ: 徒歩約10分
  • 行動時間: 約4〜5時間
  • 雪崩:雪崩地形なので降雪後でなくてもAvalanche Canadaの情報をチェックすること。

登攀記 

車を降りてギアを整え、ほんの10分歩くだけで目の前に巨大な氷壁が現れる贅沢さ。アプローチのラッセルで疲弊することなく、100%の体力で核心に挑めます。

1ピッチ目(巻くことも可能)でスムーズに高度を上げ、いよいよ2ピッチ目の垂直コラムへ。見上げるようなアイスブルーの氷柱にアックスを打ち込み、効きの良いポイントを探しながら慎重に登っていきます。腕の張りと戦いながら登り切ったトップからの景色は格別でした。

  • アプローチ段(アプローチピッチ): WI3〜4(※巻くことも可能)
  • 1ピッチ目(WI5): メインの氷柱壁(下部の垂直〜一番立ち上がっている核心部分。約50m。ボルト支点左右にあり、氷で埋まっていなければ使える)
  • 2ピッチ目(WI4): 垂直部を抜けた後の上部〜終了点(傾斜が落ちる場所)まで 視点は木またはVスレッド。

まとめ  

アプローチ10分でこのWI5が登れるのは本当に贅沢!ただ、やっぱり核心の垂直ピッチは痺れます(笑)。ロッキーの氷はコンディションの気まぐれさもあるので、自信がない方や初ロッキーの方はガイドさんを雇って連れて行ってもらうのが一番安全で楽しめます。

そして「アプローチほぼなし」でこのスケールとクオリティのWI5が登れるのは、世界中探してもなかなかありません。ロッキーを訪れるアイスクライマーには間違いなくおすすめしたい最高の1本です。

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この記事を書いた人

Mountain Sensei(マウンテン・センセイ)のウェブサイトへお越しいただきありがとうございます。

日本とカナダ(ロッキー山脈)を拠点に、長年にわたり山岳ガイドとして活動しています。夏はロッククライミングやバリエーションルート、秋〜冬はクレバス&ロープレスキュー講習や雪山講習、バックカントリースキーなど、実践的な技術指導からプライベートガイドまで幅広く行っています。

登りたい山や目指す目標に合わせたオーダーメイドのプライベートガイドはもちろん、安全登山の技術を身につける講習会まで、お一人おひとりに寄り添ったガイドとサポートを提供します。

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